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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

●キューブ型のLED照明
高速道路の出口のライトアップは、可視性を高めるためだということをご存知だろうか。近年、照明に対する需要はますます広がり、環境と人に優しい発光技術が特に求められている。「ハイウェイテクノフェア」で、省エネ効果があって明るい照明装置「HOLORER-it!(ホロライト)」が出展された。これは6ワットのキューブ型照明である。エネルギー消費が少なく、直進する光を作れるため、光の拡散を防いで照明の効率を高める。景観照明のイルミネーションだけでなく、霧が出た時などは信号灯として使用することもできる。指向性の強い光線は500メートル先にも届き、周囲への影響は少ない。「HOLORER-it!」でイルミネーションを行えば、大きな変化が生まれる可能性がある。


●変わった路面測定器
超小型のホイールをアルミ合金のフレームがアーチ型につなぎ、中間にはサスペンションがある。最新型の折りたたみ自転車だろうか?近づいてみて、これがIRIプロファイラー(路面測定器)であることがようやくわかった。簡単に言えば、走行しながら路面の平坦度を測定する装置である。この装置を自動車の後輪に取り付けると、路面の凹凸によって上下に揺れ動き、地面のデータを収集することができる。自動車に取り付けるとなんだかレッカーで引っ張っているようだが、カバーをかぶせると近未来的でもある。この装置による測定は簡単かつ経済的である。これは舗装率の高さでは世界屈指である日本が、メンテナンス費を低減するために考え出した策かもしれない。


●不思議な自動走行電気自動車
慶応義塾大学では、周囲の住民に研究成果を知ってもらうために、毎年川崎市幸区の研究所施設「新川崎タウンキャンパス」で、多くの最先端技術を公開している。今年は、8輪駆動で最高時速370キロの電気自動車エリーカを開発した清水浩教授が、エリーカの技術を使って開発した1人乗り電気自動車を披露した。外観が遊園地のゴーカートのような新型EVにはハンドルがなく、GPS機能を利用して自動車を目的地まで運ぶことができるので、障害のある人でも使える。こんな自動車で高速道路を走れるような時代が来たら、運転免許は不要になるのではないだろうか?その答えは、遠くない未来に分かるだろう。


オートックワン自動車ニュース http://autoc-one.jp/news/