Aloha !僕のブログ【アデュー・ロマンティーク】へ、ようこそ。
まず、今回の記事を書く前に。昨日の夜、この記事を書いてる途中に眠くって、眠くって(疲れてたのかなぁ)。スマホを片手にウトウトと眠ってしまい、指が勝手に動いて、まだ全然、途中だった未完成の、この記事を全公開してしまった。気が付くまでの約10分間、UP状態だった訳だ。完成していない記事を人の目に晒すということは、僕の中で起こっている、さまざまな葛藤を曝け出しているようでひじょうに恥ずかしい
。しかも、何人かの方に「いいね」をもらってしまったし。ほんとバカですね。
ほんとうに、ごめんなさいm(__)m。
さて、気持ちを切り替えて。ブログ1周年記念の記事は終了して、普通の記事を。タイトルは『Hawaiiへ。Have A Nice Trip By The Music !』。音楽で旅する、イメージのハワイ旅行、という感じでしょうか。
Hawaii。みんなが大好きなHawaii(もちろん、そうでもない人も、もしかすると嫌いだという人もいるかも知れないけどね)。Hawaiiについては、まだ数回しか行っていないので、偉そうなことは言えないけど。何と言うのか、あの独特の空気感とか肌触りとか、匂いとか。そして反面、ホノルルは巨大なリゾートとして機能し、存在していることも含めて。トロピカルというムードの集約がそこにあるような気がしている。そして、あとは音楽だな。僕がずっと魅かれ続けているHawaiiの音楽のこと。たとえ日本の、大阪の片隅に居ても、Hawaiiの音楽を聴けば、いつだってHawaiiに飛んでいくことができるんだ。
さぁ、皆さんと共に。いざ、Hawaiiへ。
Have A Nice Trip By The Music !
とりあえずは。カクテルでも飲みながら、沈む夕陽を見ている時に聴きたいGOOD MUSICを。それまでは無名だったけれど90年代に掘り起こされ、日本の「em」というレーベルからディストリビュートされた、ハワイのSSW、リチャード・ナットの甘くてほろ苦い名曲『Bish's Hideaway』と『Typical Highway School Romance』の2曲を聴いて、心を穏やかにすることから始めよう。
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VIDEO ■リチャード・ナットの、可愛いアルバム・カヴァーをUPしておくね。
ハワイの音楽と言えば、真っ先に浮かぶのは、このセシリオ&カポノ。正直、むさ苦しい外観で申し訳ないが(僕が謝ることじゃないな)、その音楽はローカル色もちょっぴり感じられる、まさにハワイのオリジナル・ミュージック。曲はハーモニーが最高にイカしてる『The Night Music』を。
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ハワイで迎える朝がこの曲から始まるなら、その日は1日、Happyになること間違いなし。ハワイで1番有名なバンド(だと思っている)、カラパナの、デビューアルバムのオープニング曲『Going Going Gone』は、サーファーのための音楽でもある。メンバーには当然、マッキー・フェアリーも居たので、その心地よさは絶品。
カラパナを脱退したマッキー・フェアリーのソロ・アルバムは、微熱を帯びた夜のホノルルを浮かび上がらせる。曲は『You're Young』。日本では桑名正博の妹、桑名晴子がカヴァーしていた。
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ローカル臭が強いカントリー・コンフォートの『Sunlite Moonlite』。昔、波乗りに行くときに、ほんとうによく聴いていた。
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ジャック・ジョンソンについては、もう説明不要なのかなと思うけれど。プロ・サーファーであった彼は海で大怪我を負ってしまい、音楽の道へ進んでいく。この音楽が素晴らしかった。どこかにありそうなのに、どこにもない音楽。シンプルなのにGroove感があって。アコギの弦を指でスライドするときの音をきっちりと録音している感じとか、とても魅力的だったし、新しかった。そんな静かなインパクトが熱狂をもって迎え入れられたデビュー・アルバム『Brushfire Fairytales』から『Inaudible Melodies』。セカンド・アルバム『On and On』から『Holes To Heaven』を。
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日系3世のアウディ木村。Bleeze感がとても心地いい、Hawaii発のAOR。知名度はイマイチだが、音楽はなかなかいいんだな。
レムリア はカラパナのメンバーだったカーク・トンプソンが結成したグループ。1978年にリリースされたファースト・アルバムはほとんど売れなかったと思うが、90年代に橋本徹が主宰した「Free Soul」でブレイク。若い音楽ファンを熱狂させた。
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テンダー・リーフ。1982年にアルバムを自主制作し、その後、長く日の目が出なかったが、そのCool & Mellowな音楽は、先のレムリアと同じく、90年代にレア・グルーヴの流れで注目を集めた。
こからは古き良き時代のHawaii音楽を。レナ・マシャードは、1930年代から活躍しているシンガーであり、ソングライターでもある。その鳥のような可愛らしい歌声をぜひ聴いて欲しい。
ソル・ホオピイ(1902~1953)。1920~30年代に活躍した伝説のハワイアン・ギタリスト。
ライル・リッツはもともとウクレレでジャズを演奏するコンテンポラリーな音楽家。曲は1958年にリリースされたアルバム『Plays Jazz Ukulele』からの1曲。因みにライル・リッツはベーシストとして数多くのアルバムに参加していて、その中にはビーチ・ボーイズの大名盤『ペット・サウンズ』も含まれている。
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キャビー・パヒヌイはスラック・キー・ギター(オープン・チューニングで弾くギター)の名手。スライド・ギターの名手であるライ・クーダーは1974年にハワイを訪れ、キャビー・パヒヌイとのジョイント・アルバムを制作している。
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我らが細野晴臣の傑作エキゾチック・アルバム『泰安洋行』から『Sayonara~The Japanese Farewell Song』を。ズバリなHawaii音楽ではないけれど、どこの地でもないエキゾチックな音楽は(細野さんはそれをチャンキー・ミュージックと呼んだ)、何故か、Hawaii的であり、とても魅力的である。
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ここからは日本人が感じるHawaiiが続く。Hawaiiには日系人が多いのだが、それは長い歴史の中で日本とHawaiiが繋がっていたという証しでもある。そういう時代にノスタルジーを込めて。元東京大学の学長であり、自らを映画狂人と語る蓮實重彦の息子である蓮實重臣と三宅剛生が結成したパシフィック231(グループ名はフランス六人組のひとり、アルチュール・オネゲルの曲名から)のアルバム『Miyashiro』から。
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日本のハワイアンの歌姫であったエセル中田の『ダヒル・サヨ』。
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最後は喜納昌吉&チャンプルーズのの名曲『すべての人の心に花を』。沖縄の音楽だけど、ハワイのスラック・キー・ギターの名手、キャビー・パヒヌイとも共演しているライ・クーダーがとても味わいのあるスライド・ギターを弾いているので、ハワイのニュアンスを感じ取ることができる。
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そして。日本人がHawaiiに想いを寄せた音楽なら、他にも僕が個人的に大好きな音楽があるのだが、YouTubeに挙がっていないのでせめて、そのミュージシャンとアルバム名だけでも紹介しておこう。
■日本が誇るスラック・キー・ギターの第一人者、山内雄喜が結成したLagoonの唯一のアルバム。豊かな緑と青い海が広がり、柔らかな風がそよぐ。しかもホノルルのリゾート感も少々。僕がイメージするHawaiiのすべてが凝縮されている。
■1970年代に夕焼け楽団を率いて、日本人によるニューオリンズ・サウンドを標榜してきた久保田麻琴。その音楽性は広く、カントリー・ミュージックや沖縄音楽に繋ぎ、後のバンド、サンディ&サンセッツではテクノの要素まで取り入れた。そして。90年代以降には東南アジアなどの辺境の音楽も数々、紹介してきた。そういった中でリリースされていたのが『アンビエント・ハワイ』シリーズの2枚。の先の山内雄喜の音楽よりもさらにオーセンティックなHawaiiのイメージが拡がってゆく。
Hawaiiの音楽もほんとうに奥が深い。今回、紹介した音楽なんてほんの一握りだ。フラのための音楽はまったく紹介できていないし。 日本にだって他にもまだまだたくさんあるし。なので、Hawaiiと言ってる割には、「肝心なあれが抜けてるよー」ということもあると思っている。そこは、あくまでも僕の個人的なHawaiiの音楽ということで、お許しいただきたい。
そうして今回の記事は。僕がブログを書き始めて間もない頃に書いた記事の、言わばリベンジ記事であり、カッコよく言えば「Extended Version」としてアップデイトさせて書いてみた。音楽にヴァージョンやリマスター版などが創られ、新たな価値を付加しながら更新させることができるのなら、それを自分自身のブログ記事に当て嵌めてもいいんじゃないか、と考えた訳である。
今後も必要に応じて。自分が過去に書いたブログを単にリブログするのではなく、また新しい記事として再生させていこうと思っている。
それでは。アデュー・ロマンティーク 。
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