「麺処しんすけ」…テキサスの工房、初めてのラーメン屋さん作り | アトリエ・テキサスの工房のブログ

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造作屋、テキサスのブログです。
東京、あきる野
「アトリエ・テキサスの工房」の作品等、紹介していきます。


十数年前、福生にやってきたころ、よく一緒に飲んでいた友人がお店を始めるとのことで、店舗作りの相談が。

店舗内装が華型のお仕事としてやらせていただいてますが…作風からか多くが、cafeやBARのご依頼。

今回は、初めてラーメン屋さん作り😃💦

とはいえ最初の打ち合わせの頃から、BAR的な飲み屋さん色もかねたお店に…という話もあったので、どうなるのか楽しみなお仕事でした。


出店するエリアや、開業予算、スケジュールなど少しずつ変わりながら、、毎度の依頼主と共同のDIYスタイル、4月に福生で本格的にお店作りが始まりました。


お惣菜屋さんの入っていた物件は、もともとは大手のケーキ屋さんだった建物。

凝っていたお惣菜屋さんの内装はリセットされ、スケルトンではないけどケーキ屋さんの間取りのまま空っぽの箱になってました。


間取りは、客席エリアと厨房エリアが完全に別れた販売店の造り。

入り口、トイレの位置、厨房の出入り口からの動線の関係上、カウンターを作るかどうかも迷うようでしたので、現場でじっくり相談。

実現できる良い形の提案を気に入っていただきました(^^)

箱自体はとても綺麗な状態なので、外観はいじらず、内装の造作が主な依頼です。



スケジュール的には、せっかく別れてる厨房エリアを先に完成させて、店主に開店準備をしてもらいながら客席エリアを仕上げる段取りで開始。

まずは、ラーメン屋さんに必要な大きさの換気扇が付いていなかったので、30cm換気扇のため開口。


なるべく低予算の部材を…と、壁面はステンレス板でなく、屋根材のガルバリウム鋼板。

このスタイルの提案、けっこう人気いただいてます(^^;)

売り場で一緒に見てもらい、色は光沢のあるダークブラウンに決定。ぱっと見キッチンパネルのようです。

年末ころからの腱鞘炎ぎみだった腕が治ってきていたけども今一つ。。

助手に入ってもらった店主に金切りバサミで鋼板を全て切ってもらってます😅👍


今回は、規模・予算的になるべく外注をしない方向で。。

簡単な水道工事だったので自前施工です。


こちらも自前施工、守備範囲外だけど外の排気ダクト。。

物件の賃貸条件で指定された方向と位置まで、排気口を引き延ばす必要がありました。

写真はこの状態だけど、強風の日を経て支持部を強化、鳥などの侵入を防ぐ金網を取り付けました。


厨房エリアのbefore〜afterな流れ


給排水、電気など換気扇以外はとても良い状態。

好評いただいている、屋根材レンジフード。

手作りで低コスト👌

厨房一角をカバーする大きさのため、2つに分けて製作。

ステンレスより軽いとはいえ、店主と2人でうっかり始めて、大騒ぎで取り付けてました😆💦

完成後の写真撮りに行ったのは、プレオープンの日なので、すでに厨房仕事されてるところを撮影😅



客席エリアのbefore〜after

…厨房の窓がどうにも実験室のように見えて、どうにかしたく。。

やはり開口部を狭めてほしい、との依頼と併せ、せっかくなので酒類を飾れる棚を兼ねた造りに。

動線を考慮し、コの字カウンター風。

余裕あるスペースで、入り口、トイレ、厨房出入り口が配置された形になりました。


別アングル

元ケーキ屋さんのレトロな床もよかったのですが、雰囲気に沿わせエイジング調に…この面積、しかも長尺シートは手に余るので、床貼りはいつもお願いしてる業者さんに依頼👌

店主に照明器具を選んで用意してもらい、適所に配線しながら設置。

カウンター周りの側面も、屋根材のガルバリウム鋼板。

艶消しのブラックアイアンは備品との相性も良く、雰囲気に合うのと、広い面積を低コストでカバー、頑丈、掃除も簡単。。よい材料です(^^)



ラーメン屋さんなのか分からなくなる一角…だけど、よい酒類も置きたいというお店の個性がでてるかも✨



お店のSNSより拝借(^ ^)

福生駅西口、奥多摩街道沿い


「麺処しんすけ」

東京都福生市福生1103


先日、オープンしました🍜✨