9/7(日) 山歩き993回目(金華山123回目)
まだまだ暑い日が続きます。
若い頃は夏の方が好きだったと思いますが、年齢と共に
温暖化と共に、早く終わってほしい、年々この状況が
進めばどうなっちゃうんだろうと思わされますね。
岩戸公園からです。
このどこからから、まだミンミンゼミが元気です。
午前中は映画でした。
「遠い山なみの光」、カズオイシグロの原作で、「ある男」の
石川慶監督作品です。
ここのところ、見応えのある映画が続いています。
戦後とその30年後の長崎とイギリスが舞台の映画ですが
主人公役の広瀬すずと二階堂ふみのやりとりが見せ場ですね。
全編英語の吉田羊、元校長で主人公の義父役の三浦友和も
食堂のおばちゃん役の柴田理恵さんもよかった。
アラカシどんぐり赤ちゃん
「国宝」は見応えありましたねえ。
主人公の吉沢亮と横浜流星の関係性は興味深かった。
人間国宝になった主人公に、昔芸者さんに産ませた娘が
カメラマンになって登場しますが、原作ではこの娘さん、
ぐれて育ったらしい。原作が気になる。
展望レストラン西側にこんな岩があった
「雪風」では、艦長の竹野内豊と先任伍長の玉木宏の
やりとりは名シーンでした。
先任伍長が聞きます。
「10年後には艦長はどんな世の中になっていたらいいと
思われますか」
艦長はちょっと考えて
「ふつうがいいな」
「TOKYO MER」は鈴木亮平と菜々緒の信頼関係がよかった。
ドキドキする状況が発生しても、このチームなら克服して
くれるという安心感を持って楽しんで見られます。
さて、この前に見たのが、県美術館で上映された「失われた春
しいたけの教え」でした。
これはちょっと伝えたい内容の映画でした。
というのは、非常にニュースになりにくいことだから。
上映後の監督さんのお話で、林業は生産高でも5%に満たず、
注目されにくい産業とのことです。
百々ヶ峰
福井県の阿武隈山地では、以前は里山で炭を作っていました。
クヌギやコナラを切り取り炭を作ります。クヌギやコナラは
萌芽更新といって、切り株から芽を出し成長していきます。
成長したら炭にします。
でも石油の登場によって炭の需要は激減しました。
クヌギやコナラを利用できないか?
注目したのがしいたけの原木栽培です。
木の切り株にしいたけの菌を入れて育てる栽培です。
ここの木を使うとしいたけは肉厚のとてもおいしいものに
なったそうです。
ところが原発事故です。
しいたけは放射性物質を吸収しやすいので影響は大きく、
除染も行われないのでその影響はずっと続きます。
映画ではしいたけ農家や里山を管理する人の取り組みが
記録されています。
しいたけができても基準値は下回りません。
山の放射線量は変わりません。
この映画は2019年に7年の歳月をかけて記録されたのですが、
当時山を守るべく活動を続けた人たちも高齢化、亡くなられたかたも
います。
失われたままの状況が続いています。
岐阜での上映会は原発をなくす会でしたが、原発というのは
何の罪もない人々から突然大切なものを奪い取ってしまう危険性が
多い発電なんですね。
でも一時は原発に批判的だった人も、どうでしょうか?
自分への影響はほぼないのでその意識は薄くなっていませんか?
私は原発は廃止するべきと考えてるので新聞でこの上映会のことを
知り出かけたのですが、改めてその意識を強くしました。
100人ほどが入れるホールが満席でした。
日曜日の開催なのに若い人があまり見られませんでしたけど。
こういう現実を私たちは知っておくべきだと思うのです。
自分が当事者だったらどうするんだろうなあ、と思います。
今あの人たちはどうしてるんだろうなあ、と思います。
他人事でなく、自分事として。しいたけの教えを。
特にAIがもっともっと溢れる社会になっていくとき、
自分にとって心地がよくないこと、都合の悪いこと、
不愉快なこと、辛く感じること、
これらをまず受け入れること、それは人にとって人として
ちゃんと生きてゆく上で必要なんじゃないかと思うのです。
ヤブミョウガの花々
あれっ、山歩きレポートがしいたけの話になっちゃった。
1人で山歩きしてるといろいろ思い出したり思ったりします。
「あっ、こんにちわあ〜」






