米国:世界一の産油国へ | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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米、サウジに代わって世界一の産油国へ-原油価格に関係なし

  12月13日(ブルームバーグ):米国は輸入エネルギー依存からほとんど解放され、原油価格が1バレル当たり60ドルでも120ドルでもサウジアラビアに代わって世界一の産油国 になりそうだ。
 シティグループの商品調査担当の世界責任者、エドワード・モース氏は、米国の指標ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が現在の価格86ドルから30%下落しても、シェール(頁岩層)から原油を抽出する新技術のおかげで石油各社は増産するとの見通しを示した。米エネルギー省によると、米国は今年1-8月、国内需要の83%を賄った。前回、米国がエネルギー自立を達成したのはトルーマン大統領時代の1952年にさかのぼる。
 サウジはそれほどの価格下落を許容する余裕がない。社会福祉や公共事業で過去最大の6300億ドル(約52兆6400億円)の投資を公約しているからだ。KBCエナジー・エコノミクスの石油コンサルタント、サミュエル・シスズク氏によると、同国が指標にしている北海ブレント原油が現在の価格109ドルから25%下落すると、その公約が果たせなくなる。
 世界エネルギー研究センター(CGES)のチーフエコノミスト、レオ・ドロラス氏(ロンドン在勤)は10日の電話インタビューで「米国のシェールオイル生産業界が負けることはない。サウジが予算を本当に均衡させたいと思うなら、原油価格は95ドル近辺の必要がある。米国の企業にとっては、それでも十分過ぎるほどだ」と述べた。


>米国は輸入エネルギー依存からほとんど解放され、原油価格が1バレル当たり60ドルでも120ドルでもサウジアラビアに代わって世界一の産油国 になりそうだ。

 なるほど、シェールガス採掘技術の向上で米国が世界一の産油国になるのか。

 米ドルが基軸通貨である理由の一つとして、原油取引に使われるからというものがあるが、そのために米国は中東情勢を厳しく監視し介入するんだよね。

>米エネルギー省によると、米国は今年1-8月、国内需要の83%を賄った。前回、米国がエネルギー自立を達成したのはトルーマン大統領時代の1952年にさかのぼる。

 ところが、エネルギー依存を中東から脱すれば中東への介入も減るかもしれないよな。
 
 米国だって財政赤字で海外派兵は減らしたいだろうし。

 となると・・・

 日本も、原油や最近は天然ガスの輸入を中東に依存している現状を改善しないといけないよね。

 米国や南米との資源貿易を進めるべきかもしれないな。