東京外為:円が強含みか、米財政赤字拡大や欧州格下げ懸念で優位
5月13日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では円が強含みで推移しそうだ。米国の財政赤字の拡大懸念がドルの重しとなり、ギリシャの格付け見通し引き下げなど欧州の悪材料も意識されるなか、消去法的に円が買われやすいためだ。
また、前日の米株式相場が軟調だったことから、日本株も下落となれば、投資家のリスク許容度低下の思惑を背景に外貨から円に資金を逃避させる動きが強まる可能性もある。
早朝の取引ではドル・円相場が1ドル=96円台半ばで推移。前日の海外市場では一時、96円11銭と4月28日以来の水準までドル安・円高が進む場面も見られた。
また、ユーロ・円相場は海外市場で一時、1ユーロ=130円76銭と3営業日ぶりの円高値を付け、その後は131円台半ばから後半でもみ合う展開となっている。
4月の米財政収支、26年ぶり赤字
米財務省が12日に発表した4月の米財政収支は209億ドルの赤字だった。4月の財政赤字は1983年同月以来26年ぶり。83年4月は、その前年82年の11月まで続いた戦後最長のリセッション(景気後退)の直後だった。納税期限を迎える4月は通常大幅黒字を計上する。
また、米商務省が発表した3月の貿易収支(国際収支ベース、季節調整済み)は、輸入以上に輸出が減少したことから、赤字幅が8カ月ぶりに拡大した。
12日の米株式相場は総じて下落。金融機関などによる新株発行で1株当たり利益が希薄化するとの懸念が重しとなった。ただ、グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米住宅市場は回復に向かう寸前にある可能性があり、金融市場の改善の持続が「極めて容易に見て取れる」と発言したことから、午後には下げ幅を縮めている。
欧州の格下げ懸念
格付け会社フィッチ・レーティングスは12日、ギリシャの債務格付け見通し(アウトルック)を「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。ギリシャの2008年の財政赤字が急拡大し、欧州連合(EU)加盟国の財政規律を定める安定・成長協定の基準に2年連続で違反したことが理由。
また、米格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ウクライナの外貨建ておよび自国通貨建ての国債格付けを「B2」と、従来の「B1」から1段階引き下げた。マクロ経済および銀行システムが引き続き弱いことが主因としており、東欧の経済混乱に対する懸念もユーロの重しとなりそうだ。
ユーロ・ドル相場は海外市場で一時、1ユーロ=1.3707ドルと3月23日以来の水準までユーロ高・ドル安が進む場面も見られたが、その後1.35ドル台後半までユーロは反落し、13日の東京市場にかけては1.36ドル台半ばでもみ合う格好となっている。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003015&sid=aq06arYFODvw&refer=jp_europe
円が対ドルで約2週間ぶり95円台、米国債の格下げリスク懸念で
5月13日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では円が対ドルで一時、1ドル=95円台へ上昇。英紙フィナンシャル・タイムズの報道を受け、米国債の格下げリスクに対する懸念からドル売りが強まっており、円は一時、1ドル=95円99銭と4月28日以来の高値を付けている。
ユーロも対ドルで1ユーロ=1.36ドル台半ばから1.3704ドルまで上昇。前日の海外市場で付けた3月23日以来の高値、1.3707ドルをうかがう展開となっている。
米政府監査院(GAO)の元院長だったデービッド・ウォーカー氏は12日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、オンライン版)に寄稿し、米国の格付けが「AAA」から引き下げられる可能性があるとして、米政府は財政状態を管理するため「将来の財政に関する委員会」を創設すべきだとの見解を明らかにした。
三菱東京UFJ銀行市場業務部為替グループの高見和行上席調査役は、「あくまで観測記事だが、あらためてリスクを意識させるという意味で新たなドル売り材料として影響を与える可能性がある」と指摘。ドル・円は4月に付けた直近の円高値、95円63銭を試す可能性があり、ユーロ・ドルも3月のユーロ高値水準付近である1.3740ドルを抜けると一段のドル安につながる可能性があるとみている。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aPEgQIwkOwQ4&refer=jp_news_index
株も為替もやらない私には、ついていけないほどの驚きです。
あっという間に、1ドル95円台になりました!
>米商務省が発表した3月の貿易収支(国際収支ベース、季節調整済み)は、輸入以上に輸出が減少したことから、赤字幅が8カ月ぶりに拡大
>格付け会社フィッチ・レーティングスは12日、ギリシャの債務格付け見通し(アウトルック)を「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。
>米格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ウクライナの外貨建ておよび自国通貨建ての国債格付けを「B2」と、従来の「B1」から1段階引き下げた。
なるほど、米国経済の貿易収支が赤字拡大、欧州の格付けが引き下げ。
>英紙フィナンシャル・タイムズの報道を受け、米国債の格下げリスクに対する懸念からドル売りが強まっており、円は一時、1ドル=95円99銭と4月28日以来の高値
さらに、米国債の格下げリスクの噂から、一気に円高になったわけですね。いやぁ~~経済素人には訳わかりませんね・・・
ちなみに、半年後に1ドル130円になるという予想された方がいますが、大丈夫でしょうか?
詳しくはコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/15291586.html