1ドル=100円 円安の原因? | 情報は自分で習得し、自分で判断する

情報は自分で習得し、自分で判断する

笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

東京外為:円が一時5カ月ぶりに100円台に下落-リスク許容度改善で

 4月3日(ブルームバーグ):午前の東京外国為替市場では円売りが先行し、対ドルでは一時、約5カ月ぶりに1ドル=100円台を付けた。世界的な株価の上昇で投資リスクが取りやすくなるとの見方が強まり、ゼロ金利に近い円から相対的に金利の高い通貨に資金を振り向ける動きが活発化したことが背景。
 三菱UFJ信託銀行資金為替部の井上英明グループマネージャーは、20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)を終えて、各国の政策対応に対する期待感が高まっていることや経済指標に下げ止まりの様相が見えてきたこと、米時価会計の緩和といった好材料を受けて株価が急速に戻していることから「リスク回避の後退ということで円安傾向が強まっている」と説明する。
 円は対ドルで一時、1ドル=100円18銭まで下落し、昨年11月4日以来の安値を記録。円は対ユーロで一時、1ユーロ=134円98銭まで下落し、同10月21日以来の安値を記録。欧州中央銀行(ECB)が2日に決定した利下げが市場予想より小幅にとどまったため、金利面での優位性からユーロに買い圧力がかかった。
 ただ、海外時間に注目の米雇用統計の発表を控え、大きく持ち高を傾けることには慎重な向きが多く、売り一巡後は円を買い戻す動きが優勢となった。

       G20通過で強気センチメント
 金融サミットは2日、金融危機につながった甘い規制を強化し、1兆ドル超の緊急支援策を約束する宣言を採択して閉幕した。G20 はヘッジファンドや幹部報酬、信用格付け会社、銀行のリスク許容に対する制限を厳しくすることを表明。国際通貨基金(IMF)の資金を3倍に拡大し、経済および社会的な混乱を乗り切るため、貿易再活性化に向けた資金を必要な国に提供する。
 金融サミットの合意や米財務会計基準審議会(FASB)が時価会計ルールの緩和案を可決したことを好感し、2日の欧米株は大幅上昇。同日発表された中国の3月の製造業景況指数が半年ぶりに拡大に転じたほか、3月の英住宅価格が17カ月ぶりに上昇し、2月の米製造業受注額も7カ月ぶりに増加したことで、世界経済が最悪期を通過しつつあるとの期待が高まった。
 ドイツ証券の深谷幸司シニア為替ストラテジストは、金融サミットを無難にこなしたことで「強気のセンチメントが続きそうだ」と指摘。そうしたなか、リスク選好的な動きを背景にクロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)主導で円安が進みやすいとみている。
 3日午前の東京株式相場も続伸。ただ、新年度に入ってからの上昇ピッチが速く、短期的な過熱感で戻り売りが出やすくなっているほか、米雇用統計の発表を前に上値を追う動きは限られている。

           米雇用統計
 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比66万人減が見込まれており、失業率は8.5%と1983年以来の高水準に悪化する見通しとなっている。
 雇用情勢に悪化については、先に発表された3月の米民間部門雇用者数が市場予想を上回る減少となったこともあり、すでに織り込み済みと指摘する向きは多い。ただ、統計結果が事前予想から大きくかい離した場合には、株式など米国市場の波乱要因となる可能性もあり、結果を見極めるまでは積極的に動きづらい状況が続く。

        小幅利下げでユーロ買い戻し
 トリシェECB総裁は2日、定例政策委員会後の記者会見で、一段の利下げは可能だと発言した。また、非伝統的な政策手段については5月に詳細を発表すると表明した。
 ECBはこの日、短期金利の調節手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最低応札金利を0.25ポイント引き下げ1.25%とすることを決定。市場では0.5ポイントの利下げ予想が大勢を占めていただけに、結果発表後はユーロの買い戻しが活発となり、対ドルでは一時、1ユーロ=1.3517ドルと約1週間ぶりの水準までユーロ高が進んだ。
 一方、3日の東京市場午前の取引では一時、1.3495ドルまでユーロが買われる場面も見られたが、米雇用統計を控えて様子見姿勢が強まるなか、その後は1.34ドル台前半から半ばでもみ合う展開となっている。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=a93egDH9vPpc&refer=jp_news_index

 円安に対する記事ですね。約5カ月ぶりに1ドル=100円台を付けたようですね。

>世界的な株価の上昇で投資リスクが取りやすくなるとの見方が強まり、ゼロ金利に近い円から相対的に金利の高い通貨に資金を振り向ける動きが活発化したことが背景。

 また円キャリーですか!?まあ、それだけ円の信用が厚く、安定してる証拠だと思いますが。

>金融サミットを終えて、各国の政策対応に対する期待感が高まっていることや経済指標に下げ止まりの様相が見えてきたこと、米時価会計の緩和といった好材料を受けて株価が急速に戻していることから「リスク回避の後退ということで円安傾向が強まっている

 ですって。わからないものですね。経済の流れは。金融サミットでこれといって何か決まった訳でもないのに、サミットが無事に終わったから、株価があがり、円安傾向だそうです。多分、GMが破綻法適用になったら、また円高に戻ると思いますが。

 そういえば、日経平均も上がってますね。3月期決算を終えて、おそらく株が買われてますから、円安もしょうがないですかね。