下眼瞼外反
アッカンベーです。
結論は皮膚の取り過ぎです。
最近、くまとりが流行っていますが、やり過ぎ注意です。
皮膚が足りないので植皮しないといけません。
植皮片は皮膚切開面の角度、皮膚厚を合わせます。
全部合わせるのです。合わせないと目立つのです。
本日抜糸です。
植皮片の厚さ、接触面の角度を全部合わせるというのはこういう事です。
かなり目立たなくなるでしょう
患者様が写真使用を快諾してくれました。
腱移植による切開式重瞼術
術後1ヶ月
詳しくはインスタ参照
過去に二回切開式重瞼術を受けていまして、時間が経つと緩むそうです。
高い切開線で、睫毛基部に皮膚が被さる状態とでも言いましょうか..........
修正方法は色々とありますが、いかに強固な固定源を確保するか? につきます。
皮膚を瞼板に縫合固定すれば強固な固定になりますが、食い込みます。
ですのでダメなのです。
最終的には、自家組織移植に至りました。
何回も手術した人って固定源がないのですよ。瘢痕と固定しても緩みます。
そこで、固定源がないので組織移植。
つまり長掌筋腱で糸を作って切開面を固定します。
食い込まないように “遊び” を作って固定します。
ナイロンの糸で遊びを作って固定するのは切って埋没ですから1年程度で緩みます。
自家組織移植が確実に固定出来て、慣れると楽です。
固定源があるのかないのか悩まなくて良いです。
長掌筋腱糸で固定すればしっかりと重瞼は固定されます。
術後1ヶ月ですが、腱採取部位の傷は目立たないです。