術後1年2ヶ月経ちました
食い込みも少なく、緩みはありません。
やはり、腱膜は皮膚に差し込まないとダメだと思うのです。
腱膜-眼輪筋固定のみが自然だと言う人もいますが、
私としては腱膜を皮膚まで差し込まないと固定が緩んでしまうと思うのです。
部分的な挙筋腱膜の挙上では部分的に食い込みます。
瞼全幅で挙上すれば、食い込んだ感じにはなりません。
最近は多忙でした
久しぶりにアップします
ハム目の修正です
ハム目の定義ははっきりとは
しませんが
高い切開線で、睫毛基部に皮膚が被さる状態とでも言いましょうか..........
修正方法は色々とありますが、いかに強固な固定源を確保するか? につきます。
皮膚を瞼板に縫合固定すれば強固な固定になりますが、食い込みます。ですのでダメなのです。
最終的には、自家組織移植に至りました。
何回も手術した人って瘢痕組織しか固定源がないのですよ。瘢痕と固定しても緩みます。
そこで、固定源がないので組織移植。
つまり長掌筋腱で糸を作って切開面を固定します。
食い込まないように “遊び” を作って固定します。
ナイロンの糸で遊びを作って固定するのは切って埋没ですから1年程度で緩みます。
自家組織移植が確実に固定出来て、慣れると楽です。
固定源があるのかないのか悩まなくて良いです。
長掌筋腱糸で固定すればしっかりと重瞼は固定されます。
しかし、工程が多いですね