TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ -5ページ目

TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

 

下眼瞼外反
アッカンベーです。

結論は皮膚の取り過ぎです。

最近、くまとりが流行っていますが、やり過ぎ注意です。

皮膚が足りないので植皮しないといけません。

単純に植皮しても拘縮します。

耳介軟骨を支えとして入れておくと、植皮が縮こまらなくて良いです。

 

植皮片は皮膚切開面の角度、皮膚厚を合わせます。

全部合わせるのです。合わせないと目立ちます。
 

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鼻翼縮小すると、鼻翼のみ内側に寄ってベースがついていきません。

若干だとついていくのですが、綱引きの法則で、あるところを超えると

鼻翼基部のカーブは直線化し、 鼻翼基部はもこつきます。
 

特に笑った時にもこつくため、思いっきり笑えないといった状態に陥ります。

もこつきは、法令線方向で組織を除去するしかありません。

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鼻腔底隆起(土手)を再建します。

鼻翼縮小で鼻孔縁に切れ込みができてしまったパターンです。

修正されていますが、瘢痕を切除して再縫合しても治らなかったのでしょう。

こういった場合はZ形成を1~2か所入れて、切れ込みを無くします。

 

鼻孔の回りを4-0あたりで縫合してるのは出血予防です。
出血すると術野が見えず正確な手術ができません。

 

鼻翼縮小や人中短縮が増えているのでしょうか?

それに伴い、修正も増えています

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裏ハムラ後の下眼瞼後退・内反です。

原因がどこにあるか?
前葉、後葉組織、顔面神経麻痺、支持靭帯の緩み、眼球の突出等、色々と考えます。
裏ハムラですので、眼窩隔膜辺りから上顎骨骨膜辺りが拘縮してるのでしょう。
睫毛直下を斜切開し涙袋部の眼輪筋は温存して眼窩隔膜を同定しようとしましたが、

正直、瘢痕となっていて良くわかりませんでした。

結局、眼輪筋下を剥離していって眼窩下縁に到達。骨膜下を眼窩底に向かっても剥離して、

拘縮を解除しました。突っ張る瘢痕は横切開して下瞼が良く動くようにしました。
あとは耳介軟骨を瞼板と眼輪筋の間に差し込み固定。
皮膚は短縮してないので植皮はしてません。
ややオーバーにしてます

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2年前に腹壁形成手術をしたそうです。3日間圧迫して、

開けたら皮膚が壊死してたそうです………((((;゚Д゚))))ガクガク

瘢痕切除が多いので、どうしても十文字になります

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眼瞼下垂は無いのですが、かなり皮膚が弛緩、伸展してました。
瞼板前も緩みが強かったため、横走靭帯を移植して補強しました。

そのままだと二重が成立しないのです。
伸びた皮膚は眉下でも切除しました。

眉下切開の軸は立てます。
眉毛外側1/4はサヨナラです。
『眉下』に拘るとろくでもないです。
Dog earが眉下に出来て、修正のため、

どんどん外側に切開を延長してしまいます。
肝心な目尻側の余剰皮膚も取れません。

中央だけ皮膚がとれて目尻側のラインアップになりません。喜ばれないです。
軸を立てて、切開の終点を眉毛隆起に持って行きます。

凸面にDog earを持って行くと変形は目立ちません。
目尻側のラインも出ます。
ですので、軸は立てて、眉毛外側1/4はサヨナラなのです

 

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