人中短縮の難しいところ
①デザイン
②麻酔
③皮膚切開の角度
④止血
⑤縫合
⑥後療法
いずれかが欠けても上手くいきません。
①のデザインですが、私はほうれい線方向に余剰組織を除去するデザインを好みます。
インスタ、YouTubeの動画を見ていただければ一目瞭然で、鼻翼幅で組織を切除するには限界があります。
『モコつき』になります。その他『富士山』になります。
以上の理由から、私は初回手術時から、ほうれい線方向で組織を切除しています。
ここで問題となるのは、傷です。
傷が目立つと元も子もないです。
ここは皮膚を45度くらいの角度をつけて切開して、真皮ー真皮の接触面積を増やします。
その他、土手を残す、残さない論争。
これはくだらないです。残すことに拘り過ぎても、鼻下の切開線が直線過ぎても傷は目立ちます。
土手は切りたくはないのですが、直線瘢痕も嫌です。
ややカーブさせるのが正解だと思います。
術後2か月が経ちました。
口角もあがり、傷は目立たずに経過良好です。