人中短縮はデザイン命です。
鼻の横幅の範囲内にドラえもんのポケット型のデザインを良く目にします。
ドラえもんのポケットデザインは鼻側の切開線が短く、
口唇側の切開線が長くなります。
これを外鼻に沿って切り上げて切開距離の差を誤魔化そうとするのですが、
ほとんどがギャザーになって誤魔化しきれていません。
そうすると傷が目立って悲惨です。
誤魔化せるのは切除幅3mm程度までです。
それを超えた切除幅はやはり、
ほうれい線方向に切開線を延長しないとムリがあります。
ほうれい線方向に切開線を伸ばすと、口角も上がることになります。
鼻の横幅を超えないで切除すると、
口唇の中央だけが吊り上がった『富士山』口唇になることがあります。
最近良く見かけます。
年配者は鼻下長が長いです。3mm幅を超えた切除をしたいものです。
この方は7mmの切除幅にしました。
となると、ほうれい線方向ににも切開線が伸びました。
傷が目立たない体質と分かってからの手術です。
傷が目立つ人は適応は慎重に。
術後2年です。
傷は一回グラデーション処置してボカシました。
その結果か傷は全く目立ちません。
口唇も厚くなってます。