鼻翼変形
鼻翼縮小で修正を繰り返す度に外側鼻翼がどんどん外側に引っ張られたそうです。
瘢痕を除去したら、幅1cmくらいの皮膚欠損が生じるだろうなと思い、
VY advancement flap の挙上を考えました。
植皮はパッチになります。組織厚が合いません。
腱膜採取して鼻翼ー鼻翼をループにかけても張力強くて戻ってしまうと思いました。
で、VYです。
傷はグラデやらなんやらで誤魔化せると思いました。
瘢痕除去したら予想通りの組織欠損です。
外側鼻翼を切除してある程度は鼻翼縮小になりますが、
ある切除量を超えると、綱引きの法則で、頬側に引っ張られます。
それを切って修正しようとしてさらに組織欠損が広がったと考えられます。
何故こうなるのだろう? おこがましいですが、
形成外科の知識が欠落してると思います。
『切って縫えば小さくなる』そんなことはあり得ないと容易に想像がつくはずなのです.........
鼻翼の腫瘍切除とかトレーニングしていれば分かる事です。
やり過ぎると良くないです。修正も容易にはなりません。
本日抜糸でした。
鼻翼基部のカーブは表現出来たと思います。
後は、傷をキレイにしていかないといけませんね。
また、経過を見せます