下眼瞼外反 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

下眼瞼の皮膚を取り過ぎないようにしてはいます。
取り過ぎると外反(アッカンベーの状態)します。
取り過ぎなくても術後の出血が多いと切開剥離面が拘縮を起します。
拘縮すると下眼瞼は容易に外反してしまいます。


1ヶ月経ってさて、どうするか........
①このまま保存的に様子をみる
②植皮
③長掌筋腱の移植
④瞼板を短縮する
⑤外眼角部に向かって筋弁を引っ張って固定

が教科書的ですが

 

組織欠損はほとんど無いので、

 

5-0ナイロン糸を内眼角骨膜~瞼板~外眼角骨膜を通して緊張をかけます。

 

拘縮する1~2か月もってくれれば良いのです。

 

長掌筋腱を採取して移植する必要もありません。

④は高齢者のように既に外反している人が適応ですね。
⑤は外側に引っ張られていびつですね。したくないですね。

患者さんの社会生活を考えると保存的に時間をかけるべきではないと思うのです。
色々な意見があるとは思いますが、私は早目です

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