瘢痕修正(術後3ヶ月) | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

今日の題材は瘢痕修正(傷跡修正)です

所見としましては、眉間中央部に線状瘢痕があり、陥凹してました

瘢痕を切除して、ていねいに縫合するのも良いのですが、

再び、陥凹変形となっては嫌でしたので、Z形成術を一か所施しました。

部位は鼻根部の横シワに近い部位に入れました。

いつもの60度三角皮弁では無く、切開線長軸に対して45度程度にしました。

60度だと、dog ear変形が大きくて、修正で皮膚をトリミングすると眉毛が寄ってしまいます。

(W形成術も眉毛がよってしまいます)

30度程度だと、陥凹変形予防効果が弱まります。

45度程度が心地が良いと思いました。

長軸部位もやや隆起させて真皮埋没縫合しました。

埋没糸は、考えたのですが、非吸収性のナイロンを使いました。

吸収されて、開くのが嫌でした。

 

大学のレジデント時代に何回も何回もトレーニングしました。

何年経っても、忘れないテクニックです。

3ヶ月経ちました。ほとんどわからないです。

やっぱりナイロンが良いのかな......................?

テーピングをしっかりしてくれたからか??

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