上眼瞼形成術(短冊状挙筋腱膜弁法)+挙筋腱膜前転+ROOF除去+眼窩脂肪除去、術後1年 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

皆様こんにちは~~~
術後1年です

余剰挙筋腱膜を、瞼板前組織・皮膚に均等に配置しました。

術後1年経ちますが、全く緩んでいません。後戻りしません

良く、twitterなどで『切開法が戻った』といった意見を耳にします

切開法が戻る原因として

1.翻転・反転眼窩隔膜弁法の場合

眼窩隔膜が薄いのにも関わらず、翻転・反転弁として皮膚に配置した

2.皮膚瞼板固定法の場合

瞼板前の滑膜組織、眼輪筋の除去が足りない状態で、皮膚と瞼板を縫合固定した。

縫合固定点数が少ない

3.なんちゃって切開

言葉が悪いですが、切開して皮膚と瞼板をゆるゆるで埋没糸で固定。

この方法を実際に修正したことがあります。切開したら、ゆるゆるで糸が切開線付近にかけられていました。

 

短冊状挙筋腱膜弁法は瞼板前眼輪筋、皮膚に強固な挙筋腱膜を配置します

眼瞼内側部位~外側部位へと均等均質に配置することで、瞼は瞼板前組織を一塊として緩みがなく開瞼挙上できます

部分的に食い込まないように緊張を調節できます

皮膚瞼板固定法だと、眼瞼外側部位だと瞼板が薄い外側重瞼線の高さが出せないことが多いです

 

1年経ちますが、後戻りしません。瞼に挙筋腱膜がしっかりと差し込まれているのが分かると思います。

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