上眼瞼形成術(挙筋前転術、短冊状挙筋腱膜弁法)+目頭切開、術後5日目 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

皆様、こんにちは

先日手術した方の目頭部を抜糸しました。

術後5日目です。

一般的な切開法は皮膚瞼板固定法ではないでしょうか?

皮膚瞼板固定法は皮膚を瞼板に強く縫着して瘢痕癒着を期待します

強く結紮しますから、術後の瞼の腫脹が高度になります。

一種のリンパ浮腫の状態です。

腫脹が激しいので、重瞼高の調整が難しいのです。

3ヶ月程度で腫れが引いて重瞼高が決まってきます。

落ち着くまで時間がかかります。

瘢痕癒着しない人も中にはいます。そういった方は元に戻ってしまいます!!

手術成績を上げる方法は、腫れを少なくする術法だと思います。

 

余剰挙筋腱膜を遊びを持たせて皮膚に分布させれば、くい込まず、

腫れもほとんどありません。

術後、重瞼高の変動が軽度です。

変動が多すぎると、仕上がりのイメージがつきにくいです。

最近の切開法は全て挙筋前転を伴う『短冊状挙筋腱膜弁法』です

手術時間は2時間かかりますが、確実な方法です。

 

閉瞼時の食い込みが自然です。

 

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