こんにちは
早速トライしてくださった方がおられまして、
もう少し、詳細な説明をしてみます。
使用材料はUVレジンハードです。
まず、再生したいシャトルの先端に
レジンが接着しやすいようにヤスリで傷を付けます。
特に厚みの面に丁寧に傷を付けます。
このシャトルの角のない側を使って説明します。
使用するのは半円形のダイヤモンドやすりです。
普通のヤスリは押す方向しか削れませんが、
ダイヤモンドヤスリは往復両方向とも
削ることができるので楽です。
コツはフェザータッチで削ることです。
ツルツルな面のままでは接着強度が弱いです。
作業しやすいように先端が少し開くように何かを挟みます。
こんな感じです。
外面も削ります。
こんな面を
ここまで削ります。
次にUVレジンを盛る準備です。
セロテープを内側から貼ります。
少しずつ盛ります。
形状をチェックしながら盛ります。
硬化したらセロテープをはがします。
マジックで罫書きします。
まずは側面を削ります。
使用するのは空砥用のサンドペーパーです。
削る場所の真上に指を当てがって、
引く方向のみで削ります。
押す方向は力の制御が難しいので
失敗しやすいです。
1回1回チェックしながらここまで削ります。
反対側も同様です。
完了です。
次に側面を削ります。
道具はダイヤモンドヤスリとサンドペーハーを
丸棒に巻き付けた手製のヤスリです。
丸棒ヤスリは短冊に切ったサンドペーパーを使用します。
コツは短冊を平行に切り出すことと
丸棒にらせん状に巻き付ける時に
隙間なく緩みなく巻き付けることです。
先端の角度を決めたらセロテープを1周巻いて
固定し、最後もセロテープを1周巻いて固定します。
短冊は8mm棒が20mm幅で6mm棒が10mm幅です。
指の腹に先端を沈める感じで少しずつ削ります。
こんな感じです。
削り粉を取りますと
こんな感じです。
側面の角も落として行きます。
内側の角は先端を少し開きながら作業します。
こんな感じです。
次に側面の曲線を仕上げます。
少し内側に凹ませるようにすると良いと思いますが、
好みです。
コツは削る側の反対側に必ず指をあてがうことです。
もちろんダイヤモンドヤスリはフェザータッチです。
完了です。
ここまででも十分使用できると思いますが、
#400のサンドペーパーで仕上げます。
このくらいになります。
更に#400 #600 #1000 の研磨をしますと、
このくらいになります。
完成です。
少しレベルが上がりましたが、
レジンアクセサリーを製作されているような方でしたら
十分に可能なレベルかと思います。
くれぐれも自己責任でお願いします。
次回はボビンシャトルの再生を紹介します。