キリシタン大名である有馬晴信の領内では、彼によって追放された僧侶たちが、
加津佐の海岸近くにある岩石の小島の洞窟内の祠に、
自分たちの仏像を密かに隠し置いていた。
それを知ったキリスト教の宣教師は、若者たちを従えてその洞窟に向かい、
取り出せる仏像は取り出し、後は放火して焼き尽くした。
そしてキリスト教徒の少年たちに仏像を運ばせ、
有馬の住民達の面前で、仏像につばを吐きかけるなど冒涜し、
最期にそれらを皆打ち壊し薪にした。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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