黒田長政は、豊前一揆に敗れた。
そのことで長政は父如水の怒りを買ってしまう。
「申し訳ありません…。」
長政は、頭を丸めて謹慎した。
ところで一揆鎮圧には後藤又兵衛も従っていたのだが、
又兵衛は、長政が頭を丸めたというのに平然としている。
見兼ねた者が長政様が頭を丸めまでしたのにお前はなんだ、と言うと又兵衛は言った。
「一揆ごときに一度負けたぐらいで、いちいち頭を丸められんわ。
要するに次に勝てばいいのであって、その程度のことを気にして戦が出来るかよ。」
これを聞いて如水はもっともだと思い、既に坊主になった長政を許した。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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