吉名川悲話☆ | げむおた街道をゆく

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大友家改易後に、吉弘統幸は、石垣原の戦いで奮戦し戦死した。
 

戦後、吉弘の首は石垣原に晒されていた。
吉弘家の菩提寺・金宗院の住職は、彼の菩提を弔うために何とか首を取り戻した。
住職は必死の思いで、吉弘の首を担ぎ、吉弘の故郷である長岩屋まで辿り着いた。
 

ふと見ると、首が入った風呂敷から血が滴り落ちている。
住職は風呂敷から吉弘の首を取り出し、手前にあった長岩屋川で首を洗い始めた。
すると吉弘の眼が「カッ」と見開き叫んだ。
「あぁ! 和尚よしな(吉名:やめなさい)。」
和尚は驚き手厚く供養をした。
 

それ以来、長岩屋川を「吉名川」と呼ぶようになったそうだ。
金宗院には、首を洗った場所とされる付近に案内板があるそうです。
 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 真の義士、吉弘統幸

 

 

 

ごきげんよう!