冬になると☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

蜂須賀家政は、冬になると家臣にある物を与えた。
「お前にこの足袋をやろう。」
「はあ・・・(なんで片方だけ?)」
なぜか家政は片方の足袋しか与えなかった。

 

しかし、それから数日経つと、
突然足袋のことを問いただした。
「お前にやった足袋どうした?見せてみろ。」
もし家臣が足袋を持ってきたならば、家政は、
「おう偉いじゃないか。お前には褒美をやるよ。」
と褒美をくれた。だが、
「片方だけ貰っても意味ないじゃん。捨てよう。」
と捨てた者はまさか捨てたとは言えず、失ったと言う。

 

家政はそういう者には、
「たく注意不足なやつだなお前は。そんなんじゃまた物をなくすぞ。」
と叱ったのであった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 阿波の古狸、蜂須賀家政

 

 

 

ごきげんよう!