感戴の心を持って☆ | げむおた街道をゆく

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井伊直孝は、初め上野二万石を領した。

 

蜂須賀家政は阿波に封じられるや、
直孝の器識卓越を見て、三女を直孝に嫁がせた。

 

後に直孝は大坂の役で功あって、彦根三十万石となった。

直孝は深く主恩に感激して、つねづね人に対してこれを語った。

家政はしばしばこれを諌めて、

「ただ、感戴の心を持って、その終わりを全うするべきだ。
盛んにこれを言い立てるよりも、黙々と胸中に銘じたほうが良い。」

と、言った。
 

直孝は深く感謝して、これを常に徳とした。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 阿波の古狸、蜂須賀家政

 

 

 

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