鯉の頭☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

宇喜多秀家の従兄弟で、関ヶ原のあと津和野の大名になった坂崎直盛のお話。

ある時客があり、直盛は鯉を料理して出した。

それが大変美味だったので、客は、

「すばらしい鯉でした。

もっと味わいたいので、この鯉の頭も吸い物にして出していただけませんか?」
と頼んだ。

直盛は料理人にそれを命じた。

が、いつまでたっても吸い物が出てこない。
そこで台所に行ってみると、料理人が先に、

その鯉の頭を煮て食べてしまっていたことがわかった。
激怒した直盛は、その場で料理人を成敗した。

やがて客間に戻ると、

「こう言うわけで吸い物は出てきません、大変申し訳ない。
代わりに、これを肴にしてください。」

と、客の前に、料理人の首を差し出した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 千姫事件、坂崎直盛

 

 

 

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