できちゃった婚☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

たまたま手を付けちゃった女が、妊娠して、仕方なしに結婚。
いわゆる「出来ちゃった婚」だが、戦国時代にもそんな男がいた。
 

その名は水野勝成。
 

彼は気に食わない家臣を叩き切って、父親に勘当され追放。
以後、彼は槍一本で戦国の世を渡り歩くが、行く先々でトラブルを起こし、

段々仕官先が無くなってきた。
 

毛利家の臣・三村親成に仕官した時は、それでも別格の厚遇を受け、主家の姫(お柵)と結婚。
にも関わらずその侍女(お登久)に手を出し、しかも男子出産。
 

やがて豊臣秀吉の死後、徳川家康の取り成しで勘当が解かれると、
生まれたばかりの子を見捨てて実家へ帰る。
 

その後、父が暗殺されて家督継承したり、関ヶ原に参加したりと色々あって、
大名として地盤を固めた。
 

そんな所へ「江戸に誰か人質下さい。」と幕府から通達。
「そういや、なんかガキがいたっけ・・・。」
勝成、ようやく子供を引き取りに行かせ、そのまま人質に送った。

後の福山藩二代目「勝俊」である。
 

この時、「勝俊の実母である。」という理由で、

自動的にお登久が正室とされてしまったのである。
 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 倫魁不羈、水野勝成

 

 

 

ごきげんよう!