昨日の広言にも、似ぬものかな☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

姉川の戦いの前夜、織田信長の御前にて、軍議が行われていた時、徳川家康は、

「今回の合戦は、二の手の働き次第で勝利を得るでしょう。」
と発言した。

 

しかし、これを聞いた池田勝三郎(恒興)は、
「どうして敵を、二の手まで越させようか!」
そう傲慢げに発言した。

 

家康はこれに、

「そのようにあってほしいものです。」

と、さにあらぬ体で席を立った。

さて、姉川の合戦が始まると、池田恒興の備は浅井の先鋒にさんざんに切り崩され、
酒井忠次の備に崩れかかった。
 

忠次はこれを見て、
「おことは、昨日の広言にも似ぬものかな!」

と言いながら、長刀の石突の部分で、

恒興の馬の三途(馬の尻の方の、背骨の盛り上がって高くなっている部分)を打つと、

馬は驚いて恒興は落馬した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 清洲会議、池田恒興

 

 

 

ごきげんよう!