小早川隆景が毛利輝元に、
「私は安国寺恵瓊と太閤殿下の面前に同席した事がある。
その時に話がたまたま大政所様のご逝去の事に及んだので太閤は涙を流された。
すると恵瓊も同じように涙を流した。
別に悲しみがあった訳ではなく太閤へのへつらいの涙である。
太閤はそれを見抜けずに恵瓊への親愛を深められた。
もし太閤が亡くなられたら、おそらくあの僧が国を誤らせるであろう。」
と語った。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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