江戸城天守閣☆ | げむおた街道をゆく

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江戸城天守閣の上塗りの白土が、毎年剥がれて見苦しいため、

そのたびに念入りに上塗りをしていたが、

風雨が強かったためかえって白土が全て剥がれてしまった。
 

どうしたらよかろうと御老中が議論していたところ、小堀遠州が登城してきたため、
御老中は、

「遠州は数寄の人であるので、天守閣の白土が落ちない工夫はないだろうか?」

と相談した。
 

遠州が答えていうには、

「上塗り程度であれば、ほどなく落ちるでしょう。
天守の壁を、下地の時点で白く塗り上げて仕舞えば、

風雨が強くて上塗りが少々落ちようとも、

見苦しいことはないでしょう。」
 

御老中は手を打って、

「なるほど、もっとも至極です。」

とて、そのようにしたということだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 遠州流の祖、小堀政一

 

 

 

ごきげんよう!