家康公の御意に入り☆ | げむおた街道をゆく

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古田織部について、彼は家康公の御意に入り、御懇意であった。
茶湯の者で、その上古田は度々功名があったのだが、

世上に於いては茶湯のことばかり沙汰され、武名を語られることは少なかった。

これは茶湯が害と成ったのである。

家康公が、御庭の物数寄を古田に致させた所で、

円座を御手自ら古田のために敷いたという。
これによって、諸大名は殊の外、古田を敬った。

駿府にて、(池田)輝政様を始め諸大名が、御館に於いて、列座して料理を食していた半ば、
古田が表れ来ると、皆、座を立って膳の前に座らなかった。
その時、

「茶道がありますので数寄屋を見られるように。」
と、連れ立って数寄屋を見せ、脇道より帰されたという。

古田について、上記のように諸人崇敬したのだが、冥加尽きて逆心したのだという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 割って城を・異聞、古田織部

 

 

 

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