千利休は、同子の道菴(道安)と古田織部について、
細川三斎(忠興)が、
「貴老が五百八十年後(長寿した後)に果てなさったとして、
以後天下の茶湯指南は誰なのでしょう。」
と問うた時、
利休は答えて曰く、
「世倅の道菴は働いた茶湯である。
しかしながら人柄が悪い(然トモ人柄悪シ)。
天下の指南はなるまい。
古田織部などでもあろうか。」
と申したという。
果たして、その如くである。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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