大坂の米☆ | げむおた街道をゆく

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大坂の陣が、始まろうと言う時。

豊臣家は、大坂にある各大名の蔵から、米を兵糧として次々と接収していた。
徳川家も二万石の米が大坂にあり、接収の危機が迫っていた。

 

しかしそれを防ぐだけの軍勢は無い。

この時、京都所司代・板倉勝重は、豊臣家の大野治長に、この様な書状を出した。

『当家の米はどうぞ、今回の篭城に使ってください。』

これを見た治長は、

「何か裏が…。」

と怪しみ、ついに徳川家の米に手を出すことが無かった。

疑心暗鬼はこうやって利用するものだ、と言うお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 京都町奉行、板倉勝重

 

 

 

ごきげんよう!