名将言行録に、京都所司代の板倉勝重が、重宗と重昌に対し、
ある訴訟の是非について答えよと問う場面がある。
重昌は、その場で返答したが、重宗は1日の猶予を求めたうえ、
翌日に弟と同じ結論を答えた。
周りのものたちは重昌の方が器量が上だと評価したが、
父の勝重は、重宗は重昌同様に結論を早く出していた。
ただ慎重を期すためにあのような振る舞いをしただけであり、
重宗のほうが器量が上であると評したという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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