主水のありようは見事☆ | げむおた街道をゆく

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大坂の陣の時のことである。

浅野幸長の陣において、銃弾を防ぐ竹束の側で、足軽が大筒を修理していた。
この時、足軽、大筒の砲身にしがみつくような形でいたらしい。

と、この足軽に大阪城より撃ちかけられる。

この時一発の銃弾が、
なんとこの足軽の頭から入り尻に抜け、

さらにその後ろにいた足軽の胸に当たり、
二人ともその場で死んでしまった。
一石二鳥と言うが、これは一発二足軽であろうか?

これに大坂方は大いに盛り上がったが、ここに浅野軍の上田宗箇が駆け寄り、
やおらその大筒の上に乗り立った。
 

そして大坂城の方を覗き込み、
「さあ撃ってこい! 撃ってこい!」
と挑発。

 

これに怒った大坂方からの銃弾が、上田宗箇に集中したが、しかし一発も当たらなかった。

これには敵味方双方から、

『主水(上田宗箇)のありようは見事!』

と賞賛されたそうである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 宗固流の流祖、上田重安

 

 

 

ごきげんよう!