譲れないもの☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

戦国の生き残りも少なくなってきた頃、家綱が11歳で、4代将軍を継いだ。
 

で、御三家の一人・水戸光圀が、諸侯の前で大見得を切った。
「もし謀反を企む奴がいたら、幼君が継承したばかりの今こそ絶好の好機!
だがしかし!

そんな奴は、この光圀が、一番槍となって叩き潰す!
この中にいたらかかってこい!」
 

無論、名乗りでる奴なんていない。

 

と思ったら一人の大名が立ち上がった。

井伊直孝である。

幕府の重鎮にして、数少ない戦国生き残りの武功派であった。
普段は口数少なく、人格者でもある彼が本気で怒ってた。
 

「徳川の一番槍は家康様の頃から井伊家って決まっている。
あんたがいつ、家康様に一番槍命じられたんだよ!」

武士として、絶対に譲れないものがある。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 井伊の赤牛、井伊直孝

 

 

 

ごきげんよう!