4代将軍・家綱が幼少の頃、
家綱の警固について話題になったことがある。
ある者が言うには、
「乱心するかもしれない近習どもに、脇差は危険ではあるまいか?
今後、奴らには無刀で出仕させよう。」
とのことだった。
すると井伊直孝が、こう言った。
「御幼少だからこそ警固のために刀が必要だろうが。
だいたい、近習がそのようなたわけたことをするようならば、
徳川の世も終わりなのだ。
これまで通りにすればよろしい!」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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