大野治胤☆ | げむおた街道をゆく

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大坂の陣。
 

大野治長・治房兄弟の末弟・道犬斎治胤は、

堺方面に出撃、堺の町を焼き払った。

夏の陣が終わった際、彼は逃亡を試みるが捕縛されてしまう。
道犬が捕らえられた事が世間に伝わると、

堺の町衆はその身柄を引き渡すよう、

家康に要求、家康もそれを認めた為、道犬は堺へと連行された。

町衆の道犬への恨みは凄まじく、町と運命を共にした家族、友人達のように、

生きながらに焼き殺すという復讐を遂げる。

浜辺に立てられた柱に鉄の鎖で括り付けられ、火あぶりとされた道犬。
道犬の身体どころか、木の柱までもが炭と化すまで火は燃え続けた。

火が消えた時、もう道犬の身体は炭となり、指も落ちてなくなっているという有様。

「これは流石に酷い。」

遠巻きに処刑を見ていた者達が近づき、道犬の遺体を降ろそうとしたその瞬間、

炭に成り果てていた道犬の身体が動いた!

身体を縛る鉄の鎖を引きちぎり、見物人の腰から脇差を引き抜くと、

近くに居た者の腹を突き刺す。
見物人を一人、道連れにすると、

道犬は力尽きたように倒れ込み、息絶えたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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