藤原惺窩☆ | げむおた街道をゆく

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藤原惺窩は、関白秀次の召しに応じて、五山の僧侶と同じく、詩を相国寺に賦した。
そして惺窩は他日にまた召されたが、病気を理由にこれを辞した。

惺窩が弟子に言うには、

「君子には君子のなかま、小人には小人のなかまがある。
なかまでもないのに交われば、最後まで相容れない。
余が秀次に交われば、ただ最後まで心が合わないのみならず、

後に必ずや悔やんでも、手遅れなことになるだろう。

余は再び見えることを欲しない。」
ということだった。

秀次はこれを聞いて、心中に恨みを抱いた。

惺窩は免れざることを懼れて、
避けて肥前名護屋へと赴いた。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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