ある時、豊臣秀長は、法華寺に参拝に行った。
そこで出合ったのが、興俊尼である。
余程好みだったのか、その場で城にお持ち帰りしてしまい、
興俊尼が寺に帰ってきたのは、翌日の事だった。
破戒僧となってしまった興俊尼は、姉を頼って寺を出、菊田某の家に身を寄せた。
一年後、そこには玉のような赤子の姿が!
そう、一夜の過ちが実を結んだのだ。
これを知った秀長は子供を養育することにした。
その娘こそ、後の毛利秀元の正室・きくである。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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