信長の小姓であった森蘭丸が、ミカンの入った大きな箱を運んでいると、
信長が、
「その重さでは危ない。倒れるぞ。」
と注意した。
すると、そのすぐ後、森蘭丸は転んでしまい、信長は、
「それみろ。倒れると言ったではないか。」
と笑った。
後日になって、小姓仲間の間でそのことが話題になると森蘭丸は、
「信長様が、倒れると注意したのに倒れなかったら、
信長様の目利き違いになるので、わざと倒れたのです。」
と、平然と言ってのけた。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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