信長公が、小姓たちに刀を見せて、
刀の模様の数を当てた者に褒美をくれてやるとのたまった。
皆が思い思いの数を答えていく中、正解者は出ない。
信長公は、誰も答えられんのかと、ちょっと不機嫌になる。
蘭丸は黙ったまま。
信長公が、黙っている理由を尋ねると、
刀を持って待機している間に、数を数えて知っているからだと言う。
その正直さに感心した信長公は、その刀を蘭丸にくれてやった。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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