天正10年のある夜、信長が、
「 馬の腹を、ネズミが食い破る夢 」
を見た。
信長、
「昨日、こんな夢を見た。」
蘭丸、
「その夢は凶夢です!
上様は馬年、明智はネズミ年生まれですからから、
その夢は上様が、光秀のせいで切腹なさるという凶兆です。
明智様の動向に気をつけられませ!」
信長、
「ははは、そんな夢占いを、真に受けることができるか。」
信長は、森蘭丸の夢占いを一笑に付したという。
本能寺の変の10日前のことであった。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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