ある時、大名衆の寄り合いがあった時のこと、
森忠政が金森法印(長近)に、声を掛けるとこう言った。
忠政、
「金森殿、高麗鷹が沢山入って来たので目利きをして、
良い鷹を2~3羽選んでもらえませぬか?」
これに長近、答えて曰く。
長近、
「美作殿、鷹など好んで、その様に飼って何になるのかね?」
忠政、
「好き嫌いではなく、鷹は大名でなくては飼えぬ物。
鷹を飼うのは大名の義務であって、国への奉公のような物でござる。」
長近の言葉に、忠政はこう切り返したと言う。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
こちらもよろしく
ごきげんよう!