慶長13年(1608年)2月、森忠政が統治する美作でのこと。
津山城普請奉行の一人である薗四郎右衛門が、
今村与一右衛門の屋敷の前を通りかかったところ、
かねてより遺恨のある足軽数人に襲撃を受けるという事件が起きた。
しかしながらこの四郎右衛門も只の奉行ではない。
殺されるどころか敵相手に大立ち回りを演じて、
ついには足軽たちを撃退したのである。
主君の森忠政はこれを聞いて、
四郎右衛門の首尾よきを賞して50石を加増した後、
足軽たちを一人残らず処刑した。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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