関ヶ原の戦いの前哨戦である岐阜城の戦いにおいて。
織田秀信の家臣・木造長正は、奮戦して負傷し、岐阜近くの民家にいた。
福島正則は、これを聞いて使者を遣わし、
「今日の戦の怪我が気掛かりだ。
医者を申し付けたほうが良いのではないか。」
と、長正に伝えさせた。
これを聞いて長正は、
「厚いご好意は本当にありがたい。
軽傷ですから些かの御心遣いも無用です、
とお伝え下さい。」
と言った。
その後、長正は、前田利長に招かれたがこれには応じず、
正則の招きに応じて二万石を与えられた。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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