不吉の舞☆ | げむおた街道をゆく

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豊臣秀吉が、ついに小田原北条氏を降した戦勝祝いのとき、

秀吉は、織田信雄に舞を求めた。

 

しかし信雄は常々秀吉に怨みがあったのか、

舞を舞うことは、舞ったのだが…。

「秀吉め、わしを見くびりやがって…、お前に不吉な舞を見せてやるぞ。」

と思い、不吉な舞を披露したのである。

これに気づかない秀吉ではない。
祝いの席でなんてことをするのかと不機嫌になった。

そしてその後、秀吉は徳川家康の代わりに信雄に三河などを任せようとしたが…。

「今の領地でいい。」
と信雄はきっぱり断った。

 

秀吉は、不吉な舞のこともあって信雄の態度に激怒し、
「信長公の子だから要所を任せようというのに拒否するとは、大名の器ではないな。」
と、信雄を改易してしまった。

 

これを見た世の人々は、信雄は少しの意地で、
領地を失ったと言い合ったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 能の名手、織田信雄

 

 

 

ごきげんよう!