大熊朝秀☆ | げむおた街道をゆく

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長尾家から武田へと移り、忠節を尽くした武将・大熊朝秀。

謙信の家出騒動後、
大熊は、政権中枢から追われ、立場が無くなり燻ぶっていた所、
武田に誘われ、いつもの越後国人のようにホイホイ反乱を起こしてしまった。

反乱の結果は、いつものごとく鎮圧され、

武田に招かれ赤備・山県昌景の元で働くこととなる。

長尾家では代々、金を扱う仕事を任されていた朝秀だが、
武勇にも秀でていたらしく、信玄の西上野遠征では、後の剣聖・上泉信綱と一騎打ちし、
無傷で引き分けた逸話もある。
 

後に、直臣に取り立てられ長尾家との交渉にも携わったという。

時代は流れ、かつての主君・謙信、信玄も亡くなり、

1582年 武田滅亡の時がやってくる。

天目山へと向かう際中の勝頼一行の中に大熊朝秀の姿もあった。
武田の親族までが寝返りをうつ中、越後人の朝秀も、
土屋昌恒などとと肩を並べ刀を振るったのかもしれない。
行く当てのない所を拾ってもらった恩なのか、

武田最後の瞬間まで朝秀は忠を尽くした。

謙信の元から、信玄に誘われ謀反を起こした武将は多いが、

大部分が帰参を許され帰参しているが、
景勝と勝頼が和睦した際も、帰参することはなかった。
 

長い間、武田に仕えた為か小幡虎盛から娘を貰うなど、

かなり重用されていたように見受けられる。

蛇足になるが彼の子孫は、真田家へ仕えることとなり信之の代には家老まで出世したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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