猿のような侍を☆ | げむおた街道をゆく

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駿河の義元公は、過度に増長して信長に負け、討たれなさった後、
良き家臣衆は脇へ押しやられ、猿のような侍を氏真公は崇め敬ったので、

諸侍は良い作法を失ってしまった。
 

厩別当の小身である三田村が、茶碗一つを三千貫で買ったのを、

氏真公の側近衆がこれを観たがり、三田村茶碗と名づけた。
 

これを買うのは七度の槍働きより手柄であると褒めた。
これ皆、作法の知らない猿のような侍が、身の程も知らず、

大身衆や富裕者のような真似をしたためである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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ごきげんよう!