武田信玄の死は、遺言で隠されたが、どこから漏れたのか、
実は死んでいるという噂が広まっていた。
隣国の北条も例外ではない。
そこで北条氏政は、板部岡江雪斎を病気の見舞いとして、
甲府につかわし、真偽を確かめようとした。
勝頼はあせった。
死んでる信玄に会わせられるはずがない。
そこで…。
叔父の信廉を偽信玄にしたのである。
偽信玄は江雪斎に挨拶した。
偽信玄、「やあ、こんばんわ。」
江雪斎(暗くてよく見えないけど信玄だな。やっぱり噂だったのか。)
すっかり騙された江雪斎は、
江雪斎、「信玄は生きてます。」
と伝えてしまったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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