我が領内に、盲人は無用である☆ | げむおた街道をゆく

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北条長氏(早雲)がある時、
「我が領内に盲人は無用である。」
と言い出した。
「これより先、我が領内の盲人は悉く捕らえて海に沈めてやる。」

と言うのである。


驚いた北条領内の盲人達はみな、我先にと四方に逃げていった。

しかし早雲は捕らえた数名の盲人を殺しはしなかった。


早雲は彼らを再び釈放すると、
「このまま北条の領内に居ては死んでしまうと言い、他国へ入れ。
そしてその国のことを儂に知らせよ。」
とこっそり命じた。

かくして北条領内から逃げ出した盲人達は、早雲の間者として働いたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 箱根の坂・異聞、北条早雲

 

 

 

ごきげんよう!