初夢☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

ある年、北条早雲は、不思議な初夢を見た。
 

一匹のネズミが杉の木にかじりつき、二本目をかじり倒すと虎に変身する、

という夢だった。

早雲、「なんという吉夢! 今年から当家は大躍進する事、疑いないわ!」

家臣、「はて、そんな夢が、なぜ当家の開運につながるので?」

早雲、

「フッフッフ、教えてやろう。実はワシはネズミ年の生まれじゃ。

つまりネズミが杉二本を倒すとは、このワシが扇谷・山内の両上『杉』を倒し、

関東の王になる、という事よ!
これが吉夢でなくてなんであろう!」

早雲の話を伝え聞いた家臣・領民は奮起して、打倒上杉に力を振るうことになる。

また、早雲は虎を開運の霊獣として、自分の印章に虎を描いた、

いわゆる『虎印判』を使うようになり、以来この印が北条五代の当主の印となった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 箱根の坂・異聞、北条早雲

 

 

 

ごきげんよう!